ABOUT
会について
名称
皇室・皇位をめぐる議論に関する研究成果の尊重を求める古代史研究者の会
会の趣旨
本会は、皇室・皇位をめぐる社会的・政治的議論が、戦後の古代史研究によって積み重ねられてきた成果を尊重して行われることを求めます。 その趣旨を広く共有し、今後の議論に資するため、声明、研究活動、社会的発信に関する記録を継続的に保存・公開します。
代表幹事・幹事
代表幹事 古市 晃
幹事 荒井 秀規/今津 勝紀/坂江 渉/田中 聡/田中 禎昭/中林 隆之/中村 聡
設立の経緯
声明でも触れたことですが、2026年7月10日、衆議院運営委員会で、自民党の小林鷹之政調会長が、「皇位の男系継承は2600年以上にわたり先人たちが守り抜いてきた皇室の伝統だ」と述べたことが報道されました。以前から、こうした発言が一部の政治家を中心にさまざまな場でくり返されてきたことはありましたが、皇室典範改正をめぐる国会で、これまでの古代史研究の成果を平然と無視する発言がなされたことに衝撃を感じました。
小林氏の発言はかなり大きく報道されたので、これに対する反対決議や声明を出すことが、主要な学会で議論される可能性を想定し、推移を見守っていましたが、そうした動きがあることは、少なくとも私たちの耳には入ってきませんでした。
皇室典範や皇室、また皇位をめぐっては多様な意見があることは当然ですが、どのような議論がなされるにしても、それはこれまでの研究成果を踏まえたものである必要があります。過去に、政治に都合の悪い研究成果を弾圧してまで戦争に突き進んだ結果が、日本と世界の人々にどのような惨禍をもたらしたのか、私たちはもう一度思い出す必要があります。
日頃、古代史を研究する仲間として親しく意見を交換している仲間たちで声明を出そう、ということになりました。この仲間たちを幹事として、7月中旬から下旬にかけて声明の草案を作成し、それを元に賛同者を募り、有志の会を結成しました。有志の会のメンバーで声明を完成させたのが8月9日です。それを報道機関に送り、また関係者個人のSNSで公開して賛同者を募りました。声明文は、その後にいただいた指摘等を踏まえ、さらに微修正を行いました。
その結果、古代史研究者に限らず、他分野の研究者、また市民、学生など、多岐にわたる方々から、短期間に驚くほど多くの賛同をいただくことができました。8月15日までの賛同者は、1,341名、それを元に同日付で声明を発表するに至りました。